JAGDA発行:グラフィックデザイナーのための本1 著作権Q&A について
2017年の3月31日にJAGDA (公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会)より「公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会」という書籍が発行されました。グラフィックデザイナーに向けて、著作権をどのように管理していけばよいのかという内容をまとめたhow to本になっています。
書籍では税込500円の物ですが、PDFデータでは無料で公開されいます。
http://www.jagda.or.jp/pdf/qa.pdf
本の内容に関して
本の構成は下記の3部構成です。
- 基本編
- 事例編
- 資料編
基本編・事例編ともにQ&A方式で記載されており、法律に関する内容だけでなく、グラフィックデザインの実例を想定した具体的な対応策が記載されています。
また、本書は2002年に発行された内容に対し、法律の改正に合わせて修正を行った内容であるため、最新の法律を反映した内容となっています。
本の特徴
本書はグラフィックデザイナー向けに記載されていますが、事例を引き合いにだして記載されているため、グラフィックデザインの発注者側(企業担当者等)にとっても、参考となる内容になっています。
加えて、本書は著作権だけでなくグラフィックデザインに関連する意匠権や商標権、不正競争防止法取った知的財産権に関しても記載があり、網羅的な内容になっています。
PDFデータは無料であり、グラフィックデザインに関わる人にとっては入門マニュアルとして機能するものではないでしょうか。
高度デザイン人材に関する考察
- 資料の要約
- 調査方法
- 高度デザイン人材の人物像(同資料46p参照)
- 高度デザイン人材の育成方法
- 就職前の教育機関において
- 企業内での人材育成
- 管理人の見解
先日経済産業省より「平成28年度 第4次産業革命におけるデザイン等クリエイティブの重要性及び具体的な施策検討に係る調査研究 報告書」というファイルがアップロードされました。
これまでも経済産業省からは、デザイン政策に関する調査資料は発表されていましたが、今回の資料は、最近の経済産業省からの資料に度々出ていたキーワード「高度デザイン人材」に関する具体的な項目に踏み込んだ内容となっています。
当ブログでもこれまで企業とデザインの分野を繋ぐことができるハイブリッドな人材の必要性に関して論じてきたため、今回の発表資料がそうした内容になっているのか、確認していきたいと思います。
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グッドデザイン賞の概要と3視点でのメリット
- 1.賞の概要
- 理念
- 賞の種類
- 対象製品分野
- 2.受賞のメリット
2017年4月5日より、グッドデザイン賞の応募募集が始まります。既に歴史も長い賞ですが、今回はこのグッドデザイン賞を受賞することのメリットを整理します。尚、このブログでは、デザイナー視点ではなく、企業側の受賞メリットに注目して記載していきます。
1.賞の概要
まずはそもそものグッドデザイン賞の概要に関してです。下記はグッドデザイン賞HPに掲載されている内容の引用です。(2017/3/26現在)
グッドデザイン賞は、様々に展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的とした公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「総合的なデザインの推奨制度」です。
その母体となったのは、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」であり、以来約60年にわたって実施されています。その対象はデザインのあらゆる領域にわたり、受賞数は毎年約1,200件、60年間で約44,000件に及んでいます。また、グッドデザイン賞を受賞したデザインには「Gマーク」をつけることが認められます。「Gマーク」は創設以来半世紀以上にわたり、「よいデザイン」の指標として、その役割を果たし続けています。
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全国のデザイン支援機関まとめ
先日、東京都内のデザインに関する支援機関に関する記事を掲載しましたが、今回は全国のデザイン支援機関に関する情報を掲載します。
※2017/2/17現在
design-management.hatenablog.jp
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デザインの投資効果判断の方法
- はじめに
- 報告書の中身
- 調査の概要
- 投資効果判断について
- まとめ
はじめに
少し前のデータになりますが、2016年3月31日に経済産業省の調査報告書「デザインの活用によるイノベーション創出環境整備に向けたデザイン業の実態調査研究」が公開されました。
http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2016fy/000998.pdf
全体的な内容に関しては、筆者作成の「過去作成レポート」で参考文献としていた「デザイン導入の効果測定等に関する調査研究(2006年3月)」の最新版といった内容です。
ただし、今回の2016年版報告書には2006年の調査にはなかった新しい項目が追加されています。それはデザインの投資効果判断に関する項目です。「過去作成レポート」でもデザインの必要性や意義に関しては論じることができましたが、企業へのデザイン導入の判断基準となる、効果指標・測定に関しては明確な対策を記載することができませんでした。
そのため、今回は同報告書の投資効果判断に関する項目に関して記載していきます。
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