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デザインと中小企業経営を繋ぐブログ

プロダクトデザイン検定1級の勉強時間・試験対策ポイント

 過去の記事でデザインマネジメントコンサルタントのデザイン知識補充に適しているのはプロダクトデザイン検定ではないかと紹介しましたが、 先日この検定の1級を受験し、無事合格することができました。

今回はこの資格の概要と、試験対策のポイントをまとめていきます。※ 2017/9/18現在

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design-management.hatenablog.jp

 

  • プロダクトデザイン検定とは
    • 実施母体
    • 沿革
    • 受験実績
    • その他諸条件
  • 試験対策
    • 方法
      • テキスト読み込み
      • 問題集
    • 目安勉強時間
  • 資格に対する管理人の所感

 

プロダクトデザイン検定とは

 

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METI「産業競争力とデザインを考える研究会」について

 

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 先月7月13日に、経済産業省のHPにI「産業競争力とデザインを考える研究会(第1回)」に関する情報が掲載されました。今回はこの研究会の内容と配布資料に関して要点を整理していきます。

www.meti.go.jp

 

研究会開催の目的(ブログ管理人要約)

世界的に製品のコモディティ化が進む中、デザインは重要な差別化要因であり、産業競争力向上に寄与するものではないか。

しかし現状日本では経営層を中心に、まだデザインに対する意識が低い。本研究会ではその課題と対策を検討する。

http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sangi/sangyo_design/pdf/001_02_00.pdf

 

この文章は、経済産業省が発表するデザイン関連資料の導入文のきまり文句です。特段の真新しさはありません。

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デザインマネジメント コンサルタントに求められる能力7分野

 過去の記事より、デザインマネジメント コンサルタントに必要な能力を掲載すると書きましたが、今回はまさにその内容に関して書いていきたいと思います。其々個別の項目の考察に関しては、非常に多くの分量が必要であることから、今回は大まかな必要となる分野の掲示にとどめます。

 

  • 前提条件
  • ①デザイン知識
    • 関連資格 プロダクトデザイン検定
    •  デザイナーとの人脈
  • ②事業分析・計画策定スキル
    • 資金繰り管理
    • 融資審査能力
    • 外部環境分析
    • マーケティング
    • 製造工程分析
    • 投資対効果分析
    • 適正販路・チャネル調査と開拓
    • 関連資格
  •  ③プロジェクト管理能力
  • 知的財産権知識
    • 関連資格
    • 事例
  • ⑤契約管理
  • ⑥素材・加工方法に関する知識
  • ⑦ブランドの構築・管理能力
  • 最後に

 

前提条件

 まず、今回記載する内容の前提条件を確認します。下記の2点です。

  1. コンサルを行う対象は中小企業が対象であること(大手企業のデザイン部門等ではない)
  2. コンサル自身はデザインを行うのではなく、中小企業へのデザイン導入の全体をコントロールする立場であること

 それでは実際の能力分野の記載に移ります。

①デザイン知識

 実際にデザインを行うのはデザイナーであるとしても、全体を統括する立場の人間もデザインの基礎知識はある程度有している必要があります。全くのIT知識のないユーザー企業がITベンダーに必要なシステムを依頼する際、多くのケースで失敗することを思い浮かべれば、その必要性がイメージできると思います。 

 

関連資格 プロダクトデザイン検定

 その一つの指標になるのは、デザイン関連の資格です。デザインに関連する資格はいくつか存在しますが、私は一番デザイン導入全般に関する知識に対応している資格は現状では「プロダクトデザイン検定」だと考えています。

 実際のデザインに関する詳細な知識に関してはデザイナーの仕事であるため、統括する立場の人間はこの検定程度の知識があれば、ある程度問題がないものと思います。

 当検定では、「視覚化のための手法」という項目で、グラフィック・web等に関するデザイン分野にも触れていますが、空間デザインに関する項目に関してはあまり触れられていません。空間デザインに関する内容に関しては、別途適切な知識の評価基準が必要となるでしょう。この点は私もまだ模索している最中です。

 

プロダクトデザイン 商品開発に関わるすべての人へ

プロダクトデザイン 商品開発に関わるすべての人へ

 

 

 デザイナーとの人脈

  また、実際にデザインを担当してもらう適切なデザイナーとの人脈が確保されていることも必要です。一口にデザイナーといっても、その実力を指し示す客観的な指標はあまりないため、企業の状況に合わせた得意分野を持つデザイナーとの取引実績があることが必要となるでしょう。

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書評・感想「経営とデザインの幸せな関係」中川淳

 

 

  • 初めに
    • 目次:本の構成 ※amazon より
    • 中川淳氏について
  • 本書内容の要点整理
    • 本書でのデザインの定義
    • 会社診断の手法について
    • 経営計画があって、それを反映するブランドがある
    •  商品戦略
      • リサーチ
      • 知財
      • 外部デザイナーの活用方法
    • 顧客とのコミュニケーション
  • 終わりに

 

初めに

 今回は2016年11月に出版された「経営とデザインの幸せな関係」という書籍を紹介します。本書はデザインを経営に取り入れるにはどのような点に注意すればいいのかという内容が記載されています。これまでも、同様のテーマを題材にした書籍はいくつかありましたが、本書では、割と規模の小さい中小企業向けの内容になっている点が特徴的です。

経営とデザインの幸せな関係

経営とデザインの幸せな関係

 

 

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JAGDA発行:グラフィックデザイナーのための本1 著作権Q&A について

 

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 2017年の3月31日にJAGDA (公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会)より「公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会」という書籍が発行されました。グラフィックデザイナーに向けて、著作権をどのように管理していけばよいのかという内容をまとめたhow to本になっています。

 書籍では税込500円の物ですが、PDFデータでは無料で公開されいます。

http://www.jagda.or.jp/pdf/qa.pdf

www.jagda.or.jp

本の内容に関して

 本の構成は下記の3部構成です。

  1. 基本編
  2. 事例編
  3. 資料編

 基本編・事例編ともにQ&A方式で記載されており、法律に関する内容だけでなく、グラフィックデザインの実例を想定した具体的な対応策が記載されています。

 また、本書は2002年に発行された内容に対し、法律の改正に合わせて修正を行った内容であるため、最新の法律を反映した内容となっています。

本の特徴

 本書はグラフィックデザイナー向けに記載されていますが、事例を引き合いにだして記載されているため、グラフィックデザインの発注者側(企業担当者等)にとっても、参考となる内容になっています。

 加えて、本書は著作権だけでなくグラフィックデザインに関連する意匠権や商標権、不正競争防止法取った知的財産権に関しても記載があり、網羅的な内容になっています。

 PDFデータは無料であり、グラフィックデザインに関わる人にとっては入門マニュアルとして機能するものではないでしょうか。